「無用な借金は大敵」お金の使い過ぎを防ぐ話
今回は、「無駄遣い→お金が貯まらない」悪循環から抜け出したお話です。
「部屋の整理整頓の話」に記した通り、かつての私はストレス解消目的の衝動買い(無駄遣い)が多く、お金を貯めることができませんでした。
- (口座や財布に現金が少ないので)「クレジットカード一括払い」で購入。
- 給料日に口座に振り込まれたお金から、前月クレジットカード購入代金が引き落とされ、あっという間に残高が少なくなる。
- 口座に残ったお金を数回に分けてちびちびと財布に引き落とし、翌月の給料日まで貧しい日々を過ごす。
- ストレスが溜まり、夜の街へお酒を飲みに繰り出すと、一晩で財布の中がすっからかん。友人からお金を借りるはめになる。
- 友人の(必ず参加しなくてもよい)誘いを断れず臨時出費。親からお金を借りるはめになる。
- どうしても欲しい物が見つかると我慢できず、今度は「クレジットカード分割払い」でお買い上げ。分割払いにすると月々の引き落とし金額が少ないので、何となく「まだお金がある」ような気になり、さらに追加で分割払い購入。毎月引き落とされる金額がだんだん増えていく。
- 悪循環が続いた結果、いつの間にかクレジットカード会社から借りたお金を返すために働く毎日になっていた。
給 料(収入)< 無駄遣い(支出)
持ち金(資産)< 借金(負債)
会社だったら、間違いなく「倒産」まっしぐらです。
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しかし、 年を重ねるにつれ「貯金」「貯蓄」の必要性に気づきます。生活をしていく上でお金は大切であり、経済力の有無は人生に大きな影響を与えるものです。
「こんな『文無し』の状態から抜け出したい。収入は相変わらず少ないけど、少しずつお金を貯めていきたい。」と心の底から思いました。
そして、立ち寄ったコンビニである本に出会ったのです。
わらにもすがる思いで「教科書通り」に実践してみることにしました。
<以下本文より転載>
- お金を貯めるには、絶対に揺らがない理論上のゴールデンルール(絶対法則)があります。入ってきたものはなるべく多く残す、つまり「稼いだお金は極力使わない。」という単純なルールです。
- 会社員であればなおのこと、「支出を減らす」ことが、お金を貯める最短ルートです。
著者の横山光昭先生の指示通り、まずは「固定支出のカット」に取り組みました。
- 自宅の光回線を解約し、スマートフォンでインターネット利用。スピードが遅くて不便な際は、無線WiFiフリースポット提供場所を利用。(約6,000円/月カット)
- スマートフォンの回線契約を格安SIM提供会社に変更。(約4,000円/月カット)
- 自家用車を普通車から軽自動車に変更。(任意保険、自動車税、ガソリン代合わせて約12,000円/月カット)
- 会社の飲み会参加を1回以上減(約10,000円/月以上カット)
- 音楽CDや漫画の購入を減(約2,000円/月以上カット)
- レストランや食堂での外食を減(約3000円/月以上カット)
効果は自分の予想をはるかに超え、約37,000円/月以上カットすることができました。
給料日前はすっからかんのはずの口座に、なんかお金が残っている。おもむろに別の銀行に「貯蓄用」の口座を開設し、貯金してみることに。
こうなればしめたもので、無駄遣いよりも貯金が楽しくなります。毎月コツコツ節約&貯金を続け、たま~に自分へのご褒美に「プチ贅沢」をする。ここがミソです。
給 料(収入)> 無駄遣い(支出)
持ち金(資産)> 借金(負債)
赤字から黒字へと転じ、倒産はまぬがれました!(^^)!
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また、貯金を継続していると、次の効果が現われました。
- 節約努力をして貯めたお金なので、使うのがもったいなくなり、結果無駄遣いがますます減った。
- 「どうしても欲しい物」を(よほど高額でない限り)現金一括で購入できるようになり、クレジットカードを利用したローン払い(借金)が減った。
- お金の管理が楽しくなり、家計簿をつけるようになった。はじめはノートに手書き管理をしていたが、スマホアプリを利用することで飛躍的に楽に管理できるようになった。(その辺のお話は、別の記事で書く予定です。)
- お金がないことで焦ることがなくなり、「心のゆとり」が生まれた。
- 持っているお金の範囲内(自分の収入に見合った範囲内)であれば、「プチ贅沢」は日々の生活を豊かにしてくれることに気付いた。(贅沢は敵ではない。我慢しすぎると、心まで貧しくなる。)
- 貯めたお金を「自分のための投資」に充てる生活スタイルを築くことができた。
とにかく、こうして悪循環から脱出することができました。もしかつての私同様に苦しんでいる方おりましたら、ぜひ「固定費のカット」に取り組んでみて下さい。
では今回はこの辺で・・・。