「部屋は心の表れ?」部屋の整理整頓の話
今回は、「長年乱雑な部屋→整理整頓(断捨離)に取り組んだ」お話です。
皆さんのお部屋の現状はいかがですか?
- 整理整頓が行き届き、清潔で快適な癒しの空間
- 多少ちらかっているが、居心地が良い空間
- 物が散乱、不衛生、夜寝る時だけ利用する空間
私の部屋は現在2の状態ですが、かつては3の状態でした。
和室ですが、至る所に物が散乱(趣味の漫画コミック、音楽CD、映画DVD等が山積み)、布団は敷いたまま、掃除は2週間に1回程度。
そうなった理由は下記の通りです。
- 嫌な事があったり、ストレスが溜まると、「何か新しい物を買って気分転換したい」という気持ちがムラムラと湧いてくる。その「何か」を探すことに夢中になり、買って一時の満足感を得る(まさに衝動買い&現実逃避)。
- ところが本当の問題(嫌な事、ストレス)は何も解決していないので、心の疲れが溜まっていく。
- その結果、買ってもろくに使わない品や、未読・読みかけの本・漫画が部屋に散乱していく。
- 「あぁ、汚い部屋だな。掃除したいな。」と思っても、心が疲れているので中々手をつけれない。そうしているうちに、また部屋が汚れていくという悪循環の繰り返し 。
Photo by Darwin Vegher on Unsplash
転機は突然訪れます。何気なく見ていた深夜のテレビ番組で、俳優の「沢村一樹」さんが自宅の部屋でインタビューを受けていました。
「最近『心機一転』したいと思い、思い切って部屋の物を必需品以外全て売りました。もうすっからかんで、気持ちいいですよ。」
Photo by Raphael Schaller on Unsplash
衝撃的でした。足元に何も物が置かれていないフロア。沢村一樹さんは、本当に「生き生き」とした笑顔でインタービューに答えていました。
「すごいな。でも簡単にできるわけがない。」と思いつつ、「もし自分の部屋もこんなにすっきりしたら、どんなに居心地がいいのだろう。」とも思いました。
そして数日後、ふと立ち寄った書店で1冊の本に出会いました。
表表紙を1ページめくると、こう書いてありました。
<以下引用>
「ものを過剰に所有することをやめてみましょう。
すると、ものに対して使っていた時間が減り、自分自身にかける時間が増やせます。
からだをケアし、心のなかの整理をすると、自分のもっている可能性を再発見することができ、意欲が湧いてきます。
シンプルにすること。それは、暮らし全体の風通しを良くするということです。」
かくして私は「断捨離(不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想)」ライフの一歩を踏み出したのです。
やり方はとても簡単。
①その日片付ける場所を決める。
②ごちゃごちゃした物のかたまりを一つ一つに分ける。
③必要な物、不要な物、判断に迷う物(保留)に分ける。
実践して思ったポイントは、下記の通りです。
- 「不要」と直感的に感じた物を「えい、やぁ~」と思い切って捨てること。「いつか使うかもしれない。」と元に戻すと一向に整理が進みません。
- 迷った時は、仮に「保留ケース」に入れて別の場所に移す。その物がなくて困ることがあるか1~3か月様子を見てみましょう。それから決めればよいのです。
- 「必要」または「大切」な物は、いつも目につく場所に置きましょう。どこにしまったか忘れることがなくなり、使う頻度が増えるのでより愛着が湧きます。また、好きな物に囲まれているだけで「幸せ」な気分に慣れる効果もあります。
とにかく不要な物を減らし、本来の「スペース(空き場所)」をできるだけ確保してみましょう。私の場合は、下記の特典がついてきました。
- 部屋が片付いたら「あぁ、気持ちいいなぁ。片付けて良かったなぁ。」という満足感が込み上げ、むしろ「心」がすっきりした
- 「次はあの場所を整理しよう。」という意欲が湧いてきた。
- 快適なスペースで好きな音楽、映画、本・漫画を楽しめるようになり、「本当のストレス解消」が少しずつできるようになった。
断捨離を数年継続して感じていることが、テーマに書いた通り「部屋は心の表れ」ではないかということです。
私の場合、心が健康な状態だと快適な状態を維持できますが、ストレスや疲れが溜まってくると掃除や整理整頓が面倒になり、だんだん部屋が汚れていく傾向があります。
なので「今の部屋の状態」を「自分の心のバロメーター」の一つとして捉え、部屋が汚れてきたら、努めて休養をとり、好きなことをして自分自身を癒すようにしています。
断捨離に数年取り組んでいますが、未だ理想の状態にはなっておらず、継続して取り組み中です。片付けてはまた乱れ、気が向いたらまた片付けの繰り返し。
そのうち、そもそも乱れないような工夫(しくみやルール)を考えるようになりました。だいぶ長くなりましたので、その辺の話はまた次回にしたいと思います。