みんな1人1人が主人公だよ!

皆さん一人一人が有意義な人生を送ることを願い、自分の些細な経験や考えをシェアするブログ

夢に向かって生きる

【伝えたいこと】

人生で大切なことの一つに、「夢の実現に向かって生きること」、「自分らしさを発揮すること」を挙げたいです。

 

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Thanks to Fabio Comparelli for sharing their work on Unsplash.

 

中学2年の頃から、人生へ「漠然とした不安」を抱くようになりました。

 

 一体この先自分はどうなるのだろう。

大人になるってどういうことだろう。

将来どんな職業に就けばよいのだろう。

 

「あ~、さっぱりわからない。」

友達とつくり笑顔で談笑しながら、心の中は真っ暗な迷宮に迷い込んでいました。

 

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Thanks to Road Trip with Raj for sharing their work on Unsplash.

 

しかしその反面、(矛盾していますが)心のどこかで「きっといつか答えは見つかるさ。」と楽観的に考えている自分もいました。

 

そしてある日突然「自分を変える素敵な出会いや出来事」が起きる・・・かと思いきや、待てど暮らせど起きなかったのです。

 

<高校へ進学>

→中学3年になっても、夢や就きたい職業が心に浮かばず、とりあえず「普通科」のある高校に進学。とにかく「進学率」を気にする学校で、相変わらず将来像が浮かばないまま受験勉強をする日々。

 

<大学へ進学>

→「就職して家計を助けてほしい」という親に、「大学を出たら必ず公務員になるから」と奨学金利用と生活費を自分で稼ぐことを条件に大学へ進学。

 4年間様々な経験をすることができましたが、それでも本心から就きたい職業は定まりませんでした。むしろ、より深く迷路に迷い込んだ感じで、酒を飲んで現実逃避することもしばしばでした。

 

<社会人デビュー>

→身近にある「公務員」の仕事にどうしても魅力を感じることができず、親と大喧嘩の末に民間企業に就職。成り行き任せで働いてはみたものの、その仕事にも魅力を感じることはできませんでした。結局1年半で転職。その後も同様の転職を繰り返し、気が付けば20代最後の歳になっていました。

 

20代前半、最初の就職を失敗してからは「自分がやりたいと思う仕事」に挑戦するようにしました。しかし、20代半ば以降は「わがままばかり言っていられない。早く手に職をつけよう。」という焦りから、いつしか本心を押し殺して働く日々になっていたのです。

 

30歳を目前に、「明確な不安」を抱く毎日が続きました。

 

 一体この先自分はどうなるのだろう。

どんな職業に就けばよいのだろう。

それとも、自分は世の中に必要とされていないのだろうか。

いっそのこと・・・・。

 

落ち込む自身の心に鞭を打ち、「何とかこの負の連鎖から抜け出そう」と固く決意、参考になればと偉人の伝記や自己啓発本の読書量を増やしました。

 

たくさんの方(本)に元気を分けてもらいました。自信を無くしていた心に、少しずつ栄養分が染み渡っていった感じです。

 

特に感銘を受けた一言が載っていた本が下記の文庫です。

 

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)

後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)

  • 作者:内村 鑑三
  • 発売日: 2011/09/17
  • メディア: 文庫
 

 

この本に辿り着いた経緯は忘れてしまいましたが、次の一文を読んだ時、心にビビビッと衝撃が走ったことは今でも覚えています。

 

「我々が後世に遺せる最大の遺物は何か。それは勇ましい高尚なる生涯である。」
 
自分が生きている意味って何だろう。
もしかして世の中に必要とされていないのではないか。
こんな自分が何か生きた証(社会貢献)を残せるのだろうか。
 
転職を繰り返し悩む日々が続いていましたが、この一言でガツンと頭を殴られました。
 

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Thanks to Greg Rakozy for sharing their work on Unsplash.
 
後世に残せる「自身の生きた証」は、地位でも名誉でもお金でもなくて「自身の一生」だと。しかも、何となしの一生でなく「勇ましくて気高くて立派な」一生だと。
 
自分は何と情けない生き方をしていたのだろうと思いました。
「自分自身」と真剣に向き合っていなかったことに気が付きました。
「将来(人生)は、そのうち(外的要因で)決まるだろう」という14歳の頃に抱いた甘い考えが抜けていなかったのです。
 
生きたくても生きれない人がいます。また、命はいつ終わるかわかりません。
「生」ある限り、自身の「夢=やりたいこと」に真剣に向き合って生きていくことこそ大切なことなんだと、初めて心の底から思うことができました。
 
その後「本当の自分」と向き合えるようになるまではさらなる年月を必要としました。
そして今も、夢はほんの一部しか実現できていません。
ただ多忙な現実生活の中で、常に「自分の夢をキープ」できるようになりました。
 
「勇ましい高尚な生涯」を後世に残せるか、コツコツ挑戦する日々が続いています。